Jul.12/2020
食べ物の記憶

 

私は(皆さんもですよね?)、食べ物の味を思い出すことが多々あります。ニューヨークに住んでいた時は、よく日本で食べていたものの味を思い出しました。

 

例えば・・・高校生の頃、学校帰りによく寄った地元のラーメン屋の醤油味の五目そば・・・

同じく学校帰りによく寄った、祖師谷大蔵駅の箱根そばのコロッケそば・・・当時は今よりはるかに味が濃かったです。

高校をサボってよく行った、上板橋のオリーブという名のスナックの挽き肉のカレー・・・本業は役者だったマスターの手作りでした。

子供の頃出前でよくとっていた蕎麦屋の玉子丼やたぬきそば・・・

同じく出前でよくとっていたラーメン屋のカレーライスやオムライス・・・

母親が作ってくれた餃子、ハンバーグ、ハムとチーズを巻いたカツレツ・・・

今の香港ロジのものによく似てる、子供の頃よく食べた、伊勢丹に入っていた留園の豚肉細切りそば・・・

子供の頃に映画館でよく食べた、小さなグリーンや赤の甘いチップの入ったバニラアイスバー・・・今では全く見かけないですね。

最近では、ニューヨークに住んでいた頃によく食べたものを思い出すようになりました。

 

昔住んでいたビレッジのアパートのそばにあった、テイクアウトとデリバリー専門のチャイニーズレストランの、めちゃくちゃ味が濃くて皮が分厚いワンタンスープ・・・

やはりビレッジのアパートのそばにあったKnicker Bocker Grillというレストランのキャビアパイ・・・バゲットにつけると最高。

チャイナタウンの広東料理屋の醤油焼きそばやワンタン麺・・・香港レベルでうまかったです。

最後に住んだミッドタウンのアパートのそばにあった1ドルピザ・・・具は無しでチーズとトマトソースのみの典型的なニューヨークピザ・・・住み始めた頃は貧乏くさい食べ物だと思っていたけど、食べるうちに好きになりました。

ニュージャージーの、うちの工場のある町にあったペルーレストランのロモ・サルタード・・・牛肉の細切りとフレンチフライ、玉ネギなどを醤油で炒めるという、画期的なペルーの代表料理。

住み始めた頃によく食べたダイナーの、うどんのようなスパゲティの上にのった仔牛のカツレツ・・・当時はどこで食べても、茹で過ぎで味のないパスタばかり・・・が、だんだんと好きになるから不思議です。カツレツも仔牛が好きになりました。

10年くらい前までのKEEN’S CHOP HOUSEのステーキ・・・ポーターハウスという、すべての部位がついてくるドライエイジド・ビーフのステーキを、3人くらいでシェアするのがいい感じでした。その後、徐々に味が変わってしまいましたが、それでも美味しかったです。

クイーンズはフラッシングにあった韓国式中華料理屋の海鮮ちゃんぽんやジャージャー麺。最近は大久保辺りでも美味しい店ができました。

ニューアーク空港のそばのポルトガルレストランの、ビトークというスープに入ったステーキ・・・自家製のポテトチップもスープに浸かって柔らかくてうまい。

ニューヨークに住み初めの頃、ブルックリンでよく食べたミートボール・ヒーロー(トマトソース+ミートボールの入ったロールパン)・・・ニューヨーク・イタリアンな食べ物の代表ですね。

ビレッジのアパートのそばにあった、ハンバーガーに特化したダイナーのBUNKHOUSEというバーガー。ソテーしたオニオンとハムの入ったハンバーガー・・・これもうまかったです。

 

まだまだあるのですが・・・結局は、もう食べられないものや、すぐには食べられないものの味を思い出してしまう、ということなのでしょうか・・・特に旨くなくてもなじんだ味、最初はそうでもなかったけど何度か食べるうちに好きになったもの・・・などが多い気がします。食べ物も服と同じで、ビンテージやオリジナルもの、完璧に見えるものだけでは満足できないんでしょうか(笑)。(オオフチ)