May.08/2020
My Favorite Japanese Lighters

 

自分の好きな和物ライターたちです。

 

無銘、1930年代。KWのコピー 。セル巻きの柄がいい感じ。

無銘、〜1940年代。インダストリアルなフレーバーを持つリフトアームタイプ 。

CORONA、1940-50年代。オキュパイド・ジャパン期に作られた変形タイプ。昔のマイクのような面白いデザイン。

無銘、1940年代。戦後すぐ頃のアルミ削り出しの物 。吹き付けペイントの色味が駄菓子屋っぽくてかわいいです。

無銘、1940年代。RONSON Standardのコピー 。アラベスク調のデザイン+ニッケルメッキ。この時期くらい迄の和物は作りの良いものが多いです。

TIPPER、1950年代。RONSON Standardのコピー 。本家RONSONには無い色合いが昭和20年代っぽいですね。

無銘、〜1940年代。サイド部分を押して点火するタイプ 。デコ+ストリームラインなデザイン。

BROTHER-LITE、1950年代。RONSON Adonisのコピー。クールでストリームラインなデザイン。

NIPPON、1940-50年代。ブランド名がなかなかです。和物では珍しく作りの良いZIPPOタイプのフリップトップ。当時本家からデビューした、3バレルヒンジでロス・プルーフのZIPPOをコピーしています。

インサイド・ユニットもやけにしっかりと作られています。

同年代のZIPPOに似せたボトムロゴ。MADE PERFECTLY IN OCCUPIED JAPAN…という事ですが、真似っ子とは言え確かにジッポよりも頑丈に作られています。材質のブラス板が厚いせいか、ケースの形状がZIPPOにあまり似ていないところがいいと思います(笑)。

WINDSOR、1950年代。和物のエンジンターンは、なかなか味わい深いパターンが多いです。

HILTON、1950年代。この手の和っぽい風景が彫られたものはフリップトップ、RONSON型などでそれぞれ沢山のバリエーションが有りました。大抵のものはメッキの質が悪く、使っていくと地金が出てくるのがまた良い味となりますが、このブランドの物は彫りの作風が一味違っていて印象的です。

MEMORY、1950年代。上と同様のタイプでメッキが残っているもの。

無銘、1950年前後。底以外の全ての面に連続した彫りが入る銀製のもの。和物の銀製ライターは、通常の金属物とは作りが別物で、銀職人が作ったのか、とても作りが良い物が多いです。

無銘、1950年前後。銀製の2面彫り。本家のジッポーがアラベスク調のデザインを起用するのは1970年代に入ってから。

CHAMPION、1950年代初頭。このブランドは女性のだまし絵が彫られた物が比較的多く出てきますが、他のバリエーションも少ないけれどあったりします。

和物の古いライターを見ていると、高度成長期の頃によく聞いた ”欧米に追いつけ、追い越せ” という言葉を思い出します。かつてライターは主に東京の下町で作られていたらしいですが、良い意味でも悪い意味でも時代の空気をすごく感じますね。でも、そんな中にもデザイン的に光るものがあったりするところが和物の味わいだと思っています。(オオフチ)