Aug.13/2022
Pablo Picasso’s・・・

 

先日の、ピカソのフレンチ・チャイナですが・・・

パッと見は、こんなオーセンティックなデザインの中国チャイナ(=中国本土で着られていたチャイナ)に近いんですよね・・・

袖付けは、このようなドルマン・スリーブ(=通常肩にある袖付け線はなく、袖山と脇下で生地が継がれています)に見えますね・・・これは、伝統的な中国チャイナに見られるディテールの一つ・・・

襟はこのようなマオ・カラー(=スタンド・カラー=詰め襟)が、中国チャイナのデフォルト・・・このデザイン、私には鬼門なのですが(笑)・・・うちでもそのうちバナナ・カラーくらいでソフトにやってみましょうか・・・

ピカソの写真を見ると、トップのトグルが無いマオカラーを寝かせて着ているようにも見えますね・・・でも、フレンチ・チャイナ特有の丸っこい襟の小さいものが付いているようにも見え・・・実際のところはよくわかりませんが、ここがフレンチ・チャイナと中国チャイナの分かれ道?・・・

ピカソのものにも、このようにサイド・ベンツ的なスリットが入っていますね・・・この個体はリネン/コットンですが、ピカソのものもリネンが入っているようにも見えますね・・・

この個体はそれほど古いものではないので、トグルは太めでノット(結び目)も大きめですが、ピカソのものは極細に見えますね・・・

ポケットは下2個のみのパッチポケット・・・ピカソのものは胸ポケットも付いて、さらにポケット口がカーブしているように見えます・・・そして、全体的に仕立ての良さが感じられますね・・・

あのようなディテールのチャイナが、当時のフランスで売られていたのか・・・それとも、中国系テーラーなどで仕立てられたものなのか・・・なかなか、奥が深いですね・・・(オオフチ)