Nov.07/2016
BINGOYA〜民藝

所用ありで、先日何十年かぶりで女子医大(新宿の河田町にある病院)に行ってきました。ついでなので辺りを少し歩いていると・・・面白そうなお店があったので、ふらりと入ってみました。

それは、備後屋さんという民藝品屋さんでした。そしてそのお店の版画調のロゴを見た瞬間、忘れていた記憶が蘇ってきました。

日本に住んでいた頃、実家に1950年代の“男子専科”というファッション雑誌が何冊もありました。その男子専科は、1960年以降に売却された後の男子専科ではなく、宇野千代/北原武夫のスタイル社から出ていた時代のものです。

ページをめくると、最新流行のテーラーメードの服(当時の日本は実用服以外の既製服はまだ少ない時代でした)、インポートの既製服(リーバイスなどもあり)や服飾小物などが紹介されているのですが、そんな中に時おり民藝調の小物などが紹介されていた覚えが・・・そして 掲載されていた民藝品屋さんの広告に使われていたのが、確かこの備後屋さんの様なフォントなんですね。

柳宗悦〜岡本太郎などの影響かどうなのか、何しろ1950年代当時の日本で民藝品がちょっとブームな時期があった、ということはとりあえず私の記憶に刷り込まれました。そして昔の広告の住所を見て、調布辺りの民藝家具工房(1980年代始め頃にはまだ現存していました)に行ってみた当時の個人的な思い出も同時に蘇ってきました。

・・・と、私は民藝に関してその程度の認識しかないのですが、備後屋さんに入ってみるとかなり専門的なお店のようでした。5フロアーある売り場には、何もわからずに眺めていても気になるものがたくさんあり・・・額、箸、 カップ・・・他にも欲しいものはあったのですが、とりあえずそのぐらいにしておきました。アメリカーナやインダストリアル系などとも相性が良さそうなものも多々ありで、初心者の私はすごく目移りしてしまったんですね。もう少し勉強してからまた出直してみたいと思いました。

なんて、日本に住んでもいない民藝ド素人の私が紹介してもしょうがないのでしょうが・・・というか備後屋さんって恐らくその手では有名な名店なのでしょうね。ちなみに外国人のお客さんもちらほら見受けられました。なにしろセミ日系人(?)の私にはすごく新鮮な体験でしたね。
(オオフチ)


P.S. 備後屋さんの向かいに、ビンテージな(元)商店を発見。その店先のグリーン系のタイルの具合がけっこういい感じでした。