Aug.03/2009
ベタシャン

ここしばらくは、気が付けば定期的にベタシャン=GREY COVERTが気になるサイクルに入っています。デニムやシャンブレーほどではないけれど、昔から古着やデッドストックでたまに見つけては着ていたベタシャンですが、ちょっとじじ臭い(?)せいか定番的に着ているわけでもなかった。

歴史的に言えば、元々は労働者階級がよく着ていた安手のコットン地で、たとえばより高級なウール地を模したような仕上がりのコットン生地のバリエーションの一種。ウールのスーツ地を模してつくったコットンスーティングやツイルや、コーデュロイ地などにツイードのパターンをプリントした生地などと同様の性質の物で、主に1930~40年代の職工クラスの多少よそ行き風作業着、および週末着に多く見られました。

デニムやシャンブレーなどの色落ちが顕著に出る生地は、当時の一般的な感覚からするとやはり上質な印象は薄く、それらにくらべるとドレッシーというか、多少上質な印象の生地であったはず。

1960年代くらいまではワークウエアとしてもポピュラーな素材だったけれど(じじ臭いからか)、現在のアメリカでは絶滅している。

そんなベタシャンを今見ると……、やはりややじじ臭い。でもなぜかそれがよく映り、意外にシックに見えてくる。実際に着てみるとブラックやダークネービーとも好相性。白もよく映えるし、パステルやビビッドな色合いもきれいに引き立て、ナイロンやウールなど異素材との相性も良い。まさにワイドレンジャー。

ほぼ100%ありえないけれど、たとえばビンテージのSUPER PAYDAYなんかで万が一ベタシャンのカバーオールがあればすごく欲しいし、あったらけっこううれしいですね。ブルーデニムや、仮によりレアなウォバッシュ系の物があったとしても、着るならベタシャンを選びますね。

久々に古着ベクトルで妄想入っちゃいましたよ。(オオフチ)