Oct.06/2010
AVANT GARDE(前衛芸術)

友人が忘れていったか、それとも置いていったのか区別のつかない感じでうちにあるこの本。フリーマーケットでなんとなく見つけて、なんとなく買ったらしいんですが……。

AVANT GARDE(アバンギャルド)という名前のニューヨーク発のこんな雑誌があったんですね。1970年の3月発売のこの号で月刊第11号ということは、1969年に創刊。時代はまさにアバンギャルド、発行元はAVANT GARDE-MEDIAという会社で、今私が住んでいるところから歩いて5分くらいのところにあったらしい。

1960年代後半から70年代の初めにかけて、世間的にはアバンギャルドという言葉、風潮が新しかったんだと思いますが、日本に住んでいた子供にもなんとなくそういった感じというか空気は察知できました。当時の若者に流行の場所であった新宿なんてフーテン(!)の溜まり場でしたもんね。あとで振り返ればなんとやら、という感じで歴史に残るファンキーな時代だったんだと思います。

実験的な試みがあらゆるジャンルにおいて民間レベルで行われていたというか、アートとかそういった新しい方向へのエネルギーが当時の空気にはふんだんにあったんでしょうね。音楽的にも、特にJAZZでは1960年代前半からそういった動きはあったと思いますが、個人的にMILES DAVISくらいヌケていると、真に才能のある独自性をもったミュージシャンだと自覚できますが、それら以外にもわけのわからない、ノリでなんちゃってアバンギャルド、というものも相当多く、でもロック界ではジミヘンのような最高レベルの才能もリアルタイムでアクティブだったという、いまから考えればすごい時代ですよね。

そんな時代の残り香を少し。


今号ではJOHN LENNONのエロチック版画を特集しています。


当時の匂いプンプンなページ割り。サイケですよね。レイアウトもカッコいい。


日常レベルでドラッグ使用が流行っていた当時。アバンギャルドにいくにはマリファナは当然の嗜好品で、そしてこんなキットを持ち歩くのがシブかったんですかね? 同出版社の経営するAVANT GARDE EMPORIUMおよび通販で購入可能。


裏表紙。これもAVANT GARD EMPORIUMの広告ですが、ソファやカウチというくくりではなく、SIT-IN(座るもの)というネーミングでこんなアバンギャルドな家具も売っていた模様です。(オオフチ)