Dec.09/2010
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今回は、ここ数年の定番となっているRoyal Travelerについて書いてみたいと思います。ちなみに写真のモデルはRoyal Traveler 2になります。


写真2

歴史的に#1516 Royal Traveler2 は、#1512 Royal Travelerの派生型で、そのRoyal Travelerは#1511 Royal Hunterの発展型となります。さらにそのRoyal Hunterは#1506 Hunters ‘Pointというモデルをベースに作られました。Hunters ‘Pointは、カタログによれば2003年の春にデビュー、当時のカタログの絵型が写真3~4になります。


写真3

デザイン的には現在のRoyal Travelerにも見られるフロント左右にあるアーチ状のポケットエントリー、すべてパッチで構成されたポケットなど、当時よく着ていた何枚かのビンテージハンティングベストのディテールをフュージョンしたデザインとなっています。その後すべてのパッチポケットを排除&当時、E-Zシャツなどに使われていたWエントリー型胸ポケット一発に変更した2NDバージョンを経て、2005~2006年頃に現在のRoyal Travelerとほぼ同じデザインのRoyal Hunteへと進化しました。


写真4

Royal Travelerとそれ以前のモデルとの決定的な違いは内部のポケット構造にあり、Royal Hunterまでのモデルではフロントのエントリー部から入れたものが通常のハンティングベストのように後ろ身頃まで入るようになっており、それがクルマの運転をするときなどには邪魔になります。そこでポケットをフロントの身頃~サイドシームまでで止まるように変更したものがRoyal Travelerなんですね。写真5で見える、ポケットの真ん中を縦に走るステッチが前後の身頃を分断してポケットを作っています。


写真5

名称的にも、ワークウエアを主軸とするPOST O’ALLSとしてはハンティングを思わせる名前を使うことに抵抗を感じていたのと、初期からのブランドテーマのひとつであった“TRAVEL”をプッシュしたい気持ちもあり、Royal Travelerという名前に変更しました。ちなみにRoyal Hunterという名前は私の父親がスーツを作っていたテーラーの名前を無断で拝借したものです(すみません!)。

Royal Traveler 2は、Royal Hunter2というモデルに採用されていたフロントエントリー部のダイヤステッチ+ボタンというディテールをRoyal Travelerにリバイバルさせたモデルとなります。最近の個人的なお気に入りは写真の5オンスデニム×シンサレートキルティングのバージョンなんですが、私が着るとおじいちゃんのドテラのように見えるらしいです。。。(オオフチ)

P.S. 古い資料をチェックしていたら2004年春夏のカタログから面白いものを発見しました。定番ポケTのロゴ+フォトでタバコが入っているように見えるデザインがちょっとイカレてますよ。