Aug.03/2021
早いもので・・・

帰国して、3年が経ちました。

なので、ハワイなんかに来てしまうと、懐かしいアメリカの味が食べたくなって・・・

さらに、ハワイアンや数々のエスニックものなど・・・

東京で不足していたものが補えます。

アメリカ在住の方々は・・・

逆にハワイに日本っぽさを求めているような感じ・・・?

そういえば、自分もそうだった・・・

今の自分は、客観性の出せる位置にいることを実感しました。

環境適応能力ってやつでしょうか(笑)。(オオフチ)

Jul.31/2021
ワイハ 〜

 

こちらに来て数日・・・

まだまだ、時差ボケ・・・

ですが、ふと気がつけば新しいアイデアを思いついていたりします(笑)。

時差ボケで、夜中にベランダに座ったりするからでしょうか・・・

それとも、ハワイの空気のマジックでしょうか。

20年以上前に、ハワイでコアウッドを使った仕事でもしつつ、暮してみたいな〜、なんて思ってたこともあるんです。

ハワイの気候や、風に惹かれているんです。

今さらながら、日本とハワイの半々生活なんていうの、いいかもですね〜。(オオフチ)

Jul.28/2021
近況 〜

 

昨日から、バケーションでハワイに来ています。

昨年の1月から、一年半ぶりの海外/ハワイです。

ちょっと歩いてみると、主にアメリカ人が目につく感じで、日本人はあまりいません。

気がつけば、コロナで世の中は随分と変わってしまいしたね・・・

私自身は、ここしばらくは昔のような感じで仕事を楽しめています。

昔・・・ブランドを始めた頃は、常に服のことばかり考えていました。

元から服のことを考えるのは大好きで、着ることを考えるのも大好きなんです。

高校生の頃、担任の先生に“将来は何をしたい”と聞かれて“洋服の関係”と答えたのは、何にでも熱しやすく冷めやすい自分でも、着ることは一生飽きないだろう、という気分があったからでしょう。

今後とも、こんなテンションを楽しんでいければ本望です!(オオフチ)

Jul.24/2021
変わらない味 〜

私が今住んでいるところは、子供の頃育った町のとなり町。幼少の頃から慣れ親しんだ地元の食べ物屋さんのいくつかはまだ残っており、行こうと思えばすぐに行ける距離にあります。アメリカに住んでいた頃は、あそこのあれが食べたい・・・あそこのあの味に似ている・・・など、よく地元の味を思い出していました。

 

そんなお店に久々に行ってみて、思い出の味が変わっていたことを知ることが何度かあり・・・当時よりもうまくなっていれば、それはそれで嬉しいのかもしれませんが、昔の方がうまかったケースも多く・・・微妙な気持ち。いずれにしても、思い出はあまり塗り替えない方が良いような気がしました。

何が言いたいのかといえば・・・昔よく食べていた店の味は、本当に変わったのか?・・・それともご無沙汰していた私の口が変わったのか?・・・という疑問。う〜ん、証明することは不可能・・・そういえば、老舗の名店の味が変わらなく美味しく感じられるのは、実は少しずつ改良され続けているから、というような記事をどこかで読んだような気がします。

 

そこで気になったのは、Post O’Allsの場合。同じモデルでも、淡々と改良(のつもりですが)され続けていますが、果たしてそれは正しいのか?・・・という事。もちろん、私的にはそうしたいからそうしているのですが・・・でも、最近の気分としては昔のPost O’Allsっぽい感じも個人的には新鮮・・・そうなってくると、もう何が正しいのかワケがわかりません(笑)。

 

久々に行った、小学生の頃から出前でよく取っていたラーメン屋さんの、昔とは微妙に味が変わったチャーハンを食べながら、気がつけばややこしいことに思いを巡らせていました。(オオフチ)

Jul.21/2021
エプロン (2)

エプロンも、ワークウエアと同じく年代や用途、原産国や地域、作るメーカーや人・・・などなどによって、様々なバリエーションがあるんだと思います。

Post O`Allsで作るなら、まずは自分や自分の知っている人たちが実際に使いたくなるものを作りたい・・・

と、思うのですが・・・

その為には、直感と体験・・・そしてオツムをフル稼働させることが必要になってくるんだと思います (笑)!(オオフチ)

Jul.17/2021
エプロン

ここしばらく、エプロンに気が向いています。

30年前にアメリカに移住して、ビンテージ・ワークウエアを探し始め・・・

その買い付けの際に、目に留まった気になるエプロンは、常時買い貯めてきました。

ワークウエアのメーカーが出していたもの・・・

ハードウエア屋で売られていたようなもの・・・

ハンドメイドのもの・・・

でも、ワークウエアと比べると、正直あまり興味もなかったんです。

それが、なぜか・・・

急に、作りたくなってきました!(オオフチ)

Jul.14/2021
polyester

polyester = 英語ではポリエスター・・・

日本語ではポリエステル・・・略してエステル、と呼ぶ業界の方もいますね・・・”ブルゾン”並みに苦手です(笑)。

ともあれ、うちでは1993年のデビュー時にもポーラーフリースというポリエステル生地を使用しており・・・

その後もポリエステルやポリエステルの混紡生地は、Post O’Allsのラインナップ内でポジションを確立していきました・・・AA(アメリカン・エアラインの制服用)ギャングスター・ストライプ・・・シャツ用ポプリン生地・・・ジャケットやパンツ用ツイル/ポプリン生地・・・などなど。そういえば、以前の定番であったMENPOLINI(メンポリーニ)というパンツは、デビュー当初は綿ポリ生地のみの展開だったので、メンポリーニという名前にしたんですね(笑)。

昔はポリ系の生地は安っぽくてどうも・・・という人も多く・・・まずは笑ってもらってから試してもらおう・・・というアイデアでした。

そんなポリ系の生地も時代と共に進化して、経年変化時のぐったりとしたルックスも、多少は改良されたような気もします。

でも、今の世の中は何が起こるかわからないので、欠点と思われていたそのぐったり具合も、そのうち古着の”味”とみなされるようになったりして(笑)・・・

でも、ポリ系の生地がいくら進化しても、イメージがそれ以上になるのはもう少し先のことかもしれません。

ともあれ、大きなメリットは、毎日洗濯出来て、濡れてもすぐ乾き、シワにもならない・・・という感じでしょうか・・・何しろ、現代の高温多湿な日本ではとても重宝するんですよね!(オオフチ)

Jul.10/2021
ムード 〜 `22S/S

ようやく、今から来年の春夏までのムードの流れがイメージ出来そうです・・・

今年のスポットアイテムのリミテッド・リリースは、あと2回・・・

10月と、12月を予定しています。

それらをリリースした後のムードを・・・

次の春夏の気分にうまくつなげていきたい、と思っています。

私は作り手で・・・作るのはムードですが、着るのはリアルが好きな性質で・・・

いつまでも、着る側でいたいんですね。

なので、着たいか/着たくないか・・・

欲しいか/欲しくないか・・・

どれだけたくさんのイメージが広がるか・・・

それだけで、28年間やっています!(オオフチ)

Jul.07/2021
ベランダ 〜 お仕事

 

実は、ベランダで仕事までしています(笑)。

アメリカに住んでいた時から、表で仕事をするのは好きでした。

やはり、直射日光の下・・・で仕事を進めた方が、都合がいい時も多いんです。

生地の色や・・・実際に服を着た気分など・・・

やはり、表の方がリアルなんです。

ここのところは、スポットアイテム〜展示会アイテム〜スポットアイテム〜という仕事の流れなので、着るムードの流れ具合を感じたくて、なおさらなんです。

とはいえ、あまり暑くない午前中までが精一杯なんですが(笑)。(オオフチ)

Jul.03/2021
インディゴ・ビンテージツイル 〜

 

ポスト・シノワの発売日は昨日(7/2)でしたが、私はちょっと前から量産品の5種類の生地バリエーションを全て着て、調子をみていました。

それぞれ実際に着て生活してみると、生地同士の相性やキャラクターがわかってきます・・・

インスピレーションである、ビンテージのフレンチ・チャイナのムードに最も近いのが、このインディゴ・ビンテージツイル・・・

でも・・・だからと言って、必ずしも着易いわけではありません・・・むしろ、アジア人にとっては”まんま”である為、最もハードルが高かったりします(笑)。

私が外出時によく着るのは、チャコールのビンテージツイル〜インディゴ・イカット〜グレー・ポリ/ナイロンタフタ〜5オンス・デニム〜インディゴ・ビンテージツイル、という順・・・どれも、ビンテージにはないもの・・・ですが、家の中で最もよく着ているのが、外では最下位のインディゴ・ビンテージツイル(笑)。そのココロは?・・・もう少し着込んでいい感じにフェードしたら、ハードルを乗り越えて一気に一軍に昇格?・・・という密かな企みがあるんです。

などなど、なかなか奥深く楽しめます(笑)!(オオフチ)

Jun.30/2021
ベランダ

 

最近は、なぜかベランダで過ごす時間が増えています。

朝のコーヒータイム・・・

夜のお酒タイム・・・

それ以外も、気がつけば・・・

こんなご時世ですが、なんか勝手に平和な気分になっているんです。

でも、気温が上がって、蚊が増えれば・・・

多分、それまで?(笑)。

ま、とりあえずはハワイにいるような気分で・・・

束の間の時間を楽しんでいます。

みなさん、おつかれさまです!(オオフチ)

Jun.26/2021
Mix & Match

7/2日に発売予定の、リミテッド・リリースのポスト・シノワとイージーラックスは、5種類の素材でセットアップ可能な展開となっています。

うちは、昔からツイード、キャリコ、刷毛目、ナイロンタフタ、コードレーン、シアサッカー、シャツ地・・・その他、覚えていないくらいに色々な素材で、ジャケット〜ベスト〜シャツ〜パンツ〜ショーツなどをセットアップで展開してきました。

ですが、今回のリミテッド・リリースは・・・

ミックス&マッチというか・・・

異素材同士の上下の組み合わせも、けっこう面白そうです。

素材や色のニュアンス・・・

洗い込み、着込んでいくうちに表情を変えていったり・・・

常に変わっていく、気分や色のトーン・・・

そんなムードを、コーディネートに反映させるのも、楽しみ。

涼しくなればセットアップで着て、その上に何かを重ねたりするのも、また楽しみ・・・

そんな気分がモリモリです!(オオフチ)

Jun.23/2021
フレンチ・チャイナの思い出

 

私がフレンチ・チャイナに惹かれたきっかけは、1980年代前半にフランス版ELLEマガジンに載っていた、インディゴ・ブルー特集(?)のスタイリング写真を見た時。その中で太陽あふれるビーチをバックに、若いブロンドの男性モデルがフェードしたリーバイスの501+Tシャツの上に着ていた、今まで見たことのない美しいインディゴ色のジャケット・・・それが、フレンチ・チャイナでした。

その頃の私は、特にデニムが好きでしたが、レプリカブランドが今でも作っているようなアイテム・・・リーバイスXXのパンツ やジャケット・・・スウェットシャツ・・・フライトジャケット・・・スタジャンやスカジャン・・・ハワイアン・シャツ・・・などなど、全身がビンテージ・・・

それらを、やはりビンテージのジャック・パーセルやウエストンのリザードローファー、ラフアウトのペコス・ブーツやチロリアン・シューズ・・・そして、カシミアのVネックセーターやパール編みのカーディガン・・・などを合わせて着る、今の自分が見ても、小生意気でちょっとヘソの曲がった若僧でした。

そんな若僧がある時から、当時は誰も興味がない戦前もののカバーオールやワークウエアに魅せられ・・・それは、東洋人がデニムをウエスタンっぽく着ても、欧米人にはジョークにしか見えない・・・と、思っていたので、アメリカ人には興味がない/着こなせない/もしくは、コスプレになってしまう・・・でも、和服ではない・・・そんな、インディゴ・ブルーの境地を模索していたんでしょうね。そんな延長線上で、ビンテージのワークウエアと同様に、フレンチ・チャイナに興味を持っていったような気がします。

ビンテージ・フレンチ・チャイナの、まるで和物やビンテージ・キャリコのような、デニムとは一味も二味も違う深いブルーの色味・・・と、チャイナ・トグル・・・そしてスタンド・カラーではなく、いい意味でアメリカっぽくない、ラウンドしたシャツ・カラー・・・それら全てのミックス具合に、ヤラれたんだと思います。

そんな、ちょいヘソ曲がり(笑)なアイテムですが、今また新鮮な輝きが感じられる、今日この頃です。(オオフチ)

Jun.20/2021
フレンチ・チャイナな世界

 

自分の中で、ソフト・スポットなアイテムと言えるのが、フレンチ・チャイナ・・・

長年気になっており・・・でも、いつも着るわけではなく・・・

時折気が付いたように着だし・・・

気が付けば、手を伸ばさなくなっている。

そんな繰り返しの、準定番。

でも、たまに着たくなる時の衝動は大きく・・・

自分にとっては、不思議なアイテムなんですね。

ともあれ、今回のポスト・シノワは・・・

なるべくたくさん着れるようにデザインしたつもりです(笑)!(オオフチ)

Jun.16/2021
ムード 〜 2022

 

最近は、ムードの出入りが多いです・・・

2021SSの展示会のラインナップを考えながら、数ヶ月おきにリリースするリミテッド・リリースのアイテムや予定を考え・・・

次の次に出すリミテッド・リリースのアイテムを考えながら、もうすぐ上がってくるリミテッド・リリースのルックを撮り・・・

そんな中、ムードやコーディネートの枠を超えて、なぜかこれが着たいな、とか・・・。そんな感じで、頭の中を様々なムードが行ったり来たりしています。

別件ですが・・・以前から思っていることは、歴史というか過去の時代のムードを探る場合、事象の前後関係が大事だと思っていて・・・

これの前にこれがあり・・・これを見たから、これが出来た、というようなこと・・・例えば、ヒョウ柄って1950年代っぽいイメージですが、1950年代のある時点で流行ったのか、それとも当時はコンスタントに流行っていたのか、もしくはそれ以前からあるところにはあったのか、とか・・・

そんなことを考えたりしていると、頭の中がグシャグシャになってくるんですね(笑)。(オオフチ)

Jun.12/2021
Limited Release Vol.2 – POST Chinois

 

今年から、Limited Release(リミテッド・リリース)という括りで、年2回の展示会ラインナップに収まらないアイテムを、不定期に限定リリースしています。第一弾は、4月にリリースしたオリジナル・アーミーシャツ + New エンジニアジャケット + E-Z Lax(イージーラックス)の3型  x 2種類の生地によるセットアップ・・・そして、7月頭にリリース予定の第二弾は、今回紹介のPOST Chinois(ポスト・シノワ)+  E-Z Laxの2型  x 5種類の生地によるセットアップになります。

ちょっと目の利く方なら、お気付きかもしれませんが・・・

今回のチャイナは、ビンテージのフレンチチャイナとフレンチワークウエアをフュージョンしています。なので、シノワ = フランス語でチャイナ = なんですね。ちなみに、10数年前に某セレクトショップのスペシャルオーダーでデザインしたチャイナがPost O`Alls初のチャイナで、当時私が着ていたフレンチチャイナから始まった企画でした。その頃はフレンチチャイナの認知度が低かったので、 US NAVYのフレーバーをフュージョンして襟をショールカラーに、ファブリックも当時のPost O`Allsらしいデニム〜キャリコ〜クレイジーパターンなどを採用して受け入れ易いテイストに仕上げた記憶があります。

フレンチチャイナは、マオカラー(スタンドカラー)のチャイナ = かつて中国語圏でポピュラーに着られていたもの = とは別物で、主にヨーロッパのフランス語圏に移民した中華系の人々が戦前からワークウエアとして着ていた、通常はシャツカラーでインディゴ染めのもの・・・以前も何度かブログで紹介している、この写真のようなタイプです。この一枚は、〜1950年代頃のビンテージになります。

独り言ですが(笑)、フレンチチャイナ特有の高い胸ポケットの配置が、個人的には鬼門・・・マオカラーだと良いかもしれませんが、シャツカラーにはもう少し低い方が・・・と、思ってしまいます。私だったら下げるか、下げて左右2個にするか、もしくは先ほどのスペシャルオーダーのチャイナのように、取っ払って下のみの2ポケットにする感じでしょうか。

そして、これが戦前のビンテージ・フレンチワークウエア。生地はブラックモールスキンで、デザインやディテールは古いタイプの代表的な感じでしょうか・・・この一枚は、薄手の生地と長めの着丈が特徴的です。

Vパッチの付く古いポケットデザイン・・・この個体は、胸ポケットの特に小さい感じが個人的にツボなんですね。

そして、この2つをフュージョン・・・

Post O`Allsらしい、ニューバランスな感じに仕上がりました。

今回の生地セレクションは:インディゴツイル、チャコールツイル、インディゴデニム、インディゴイカット・・・はそれぞれ5オンス程度のライトウエイト、写真のグレーのポリ/ナイロン・タフタはフェザーウエイト、と全体に軽い仕上がりになっています。同素材でリリースとなるE-Z Laxは、今回リリース分から新たなディテールを追加、フィットも微妙に調整されました。フレンチチャイナは、通常プリーツなしでLポケット+サイドバックルの付くパンツがセットアップとなっていますが、Post O`Allsでは前後にプリーツ+バックベルトでテーパードしたE-Z Laxが今の気分・・・早く着てみたいです!(オオフチ)

Jun.09/2021
Vintage Duxbak Shooting Vest 〜

 

3年近く前の2018年の7月に、30年住んだニューヨークから永遠に帰国した私ですが・・・その際に別送した個人の荷物が多過ぎ!・・・大きな段ボール箱で100カートン以上ありました。

その荷物の中で最も多かったのが、古着を含む服、服、服・・・

私の生業は洋服作りなので、ある程度は致し方ないと思いますが・・・それにしても、多過ぎ(笑)。それも、帰国前に何回かに渡って整理を重ねたその結果が、100+ものカートンでした・・・

というわけで、晴れて日本に送られることになった古着は、選びに選んだもの・・・

の、はず?ですが・・・このダックスバックのベストはどういう理由でキープしたのか、覚えていません・・・先日紹介したフィルソンのベストなどと一緒のグループの中にあったのですが・・・う〜ん?・・・

逆に、あれはどこに行った?・・・どさくさに紛れて処分してしまった?・・・と、今さら後悔しても始まらない服もけっこうあり・・・ま、人生とはそんなものなんでしょうかね(涙)。(オオフチ)

Jun.05/2021
Vintage FILSON Cruiser Vest

 

現存する唯一の木こり系ルーツのアメリカン・ブランドである、FILSON・・・・の、ベストの代表作である(あった)、クルーザーベスト。さっきネットで調べてびっくりしたのですが、もう作られていないんですね・・・ちょっと前まで作ってたんですが・・・。

ま、古着の名作で有名なアメリカの会社のほとんどは何度も売り買いされて、新オーナーは当然のことながら利益を追求するのが伝統・・・”古き良き何か”なんてほぼ残っていません。また、単にブランド名をライセンス契約で使ったり、パテントが切れた名前を新たに登録して商売をしている人も、フツーにいます。故に、”古き良きアメリカン・ブランド”というのは、ほぼ幻想・・・古着の名品をデザインしたデザイナーなんてとっくに他界しているでしょうし、もともとそれらの価値を見出したのは、アメリカ人ではなく我々日本人やヨーロピアン達。もちろん、FILSONだって何度もオーナーが変わっており、元は木こりや鉱夫相手のワークウエア・ブランドという出自ですが、今はほぼハンティングウエアとファッションウエアの中間、という方向にシフトさせています。有名なFILSONの革とワックスド・キャンバスのバッグ類は、1970年代にオーナーが変わった後にリリースされたもので、ビンテージの時代にはあのようなファッション用のバッグは作っていませんでした。

それは、ともかく・・・このクルーザーベストは、私が見た中では最も古いと思われるもの・・・詳しいことはわかりませんが、多分1900年代初頭頃のものだと思います。自分が着られないサイズながらキープしているのには、理由があります。それは、このネック周りのパターンが独特で、非常にクラシックなテーラードもののようだから。写真では分かりづらいですが、平らに置いても平らにならない立体的なパターンなんですね・・・

私は型紙を自分で引いていたので、良いビンテージ服の独特で美しいパターンを見るのが大好きでした。なので、このベストは非常に魅力的なんですね・・・現代の服とビンテージの服は何が違う、と言えばまずパターンが全く違うんですよ。

デザインやディテールを再現するのは誰でも出来ますが、独特なパターンやムードを再現するのは、至難の技。

私が尊敬するアメリカ人デザイナーであるRLでさえ、その辺は・・・・

おっと、歳をとると独り言が多くなるようで(笑)。(オオフチ)

Jun.02/2021
Recycle (再循環)

 

リサイクル・・・というか、再循環というか・・・

自分がファッション(服の流行や服)に心を動かされた瞬間は、数えきれないくらいあります。

でも、あるものにけっこう深くのめり込んでしまうと、抜けられなくなったり、逆に飽きた後にもうカムバック出来ないものも、多い・・・

・・・と、思っていました。

でも、例外はけっこうあるんです。

ものは、見方や気分、こだわりの角度を変えると何度も楽しめたりします。

リサイクル・・・

まさに再循環、なんですね〜。(オオフチ)

May.29/2021
Mr. DEE ( 2015 S/S ) 〜

 

現在、2022 S/Sを企画中・・・そんな中で、最近(去年から?)この古着のベストが再び気になっています。

ブランド名は、モホーク・・・あのダックスバックのサブブランドのようです。

ジッパーは、第二次大戦直後くらいの年代?

ジッパーの左右に、ハーフムーン・ポケットが付いています。

下ポケットの形が、かわいい・・・マチが付いているんですね。

パッと見シンプルに見える、バックビュー。

ボタン式のゲーム(獲物)ポケットのエントリーは、バックの両サイドにあります。

ゲームポケットのマチを開くためのスナップがボトム左右に付いています。

さりげないアクションプリーツ・・・第二次大戦の軍服の影響を受けた、戦後っぽいディテールだと思います。

そして・・・このモホークのベストがインスピレーションとなって、2015年S/SにこのMr.DEEというベストが生まれました。

こちらは、バックにもフロント同様のマチ付きポケットが付けられています。

着用画像。2015 S/Sの日本の展示会での写真です。

同シーズンにデビューした、同シリーズ/同素材の DEE’S Parkaとセットアップで。

当時の展示会概要と、パーカとベストのモデル説明です:

 

2015S/S概要

来春のPost O’Allsは、 いつになくマイペースです。もとよりマイペースではありますが、通常は様々な人や着こなしのレンジを考慮したセッティングとなっています。今回はそのレンジを意図的に狭め、自分たちが着る場合、というところまで絞り込んでみました。そのため、今回のコレクションはブランドの原点/エッセンスが前面に出たものとなりました。

それは、通常よりも静かなイメージとなっています。Post O’Allsはもとより着る事を優先している為、デザイナーのエゴを出さないようにしていますが、今回はさらに削り落とした結果、よりシンプルな見栄えとなっています。着こなす際に邪魔になる物、また着る人を良く見せない仕上げ/ディテール/デザインは排除されています。

特にここしばらくの世間ではデラックスなデザインも多いせいか、Post O’Allsは逆にシンプルで原点が見えるようなデザインに惹かれています。

 

#2127 DEE’S Parka

Post O’Allsのアイテムでは数少ないパーカ物の新型です。こんなパーカが今着たい…というシンプルなアイデアから生まれました。ジッパーフロントにドローコード無しのシンプルで大きめなフード、ハンティングジャケットに見られるスイングするハンドウォーマーフラップ…イメージは犬の散歩などにさらっと羽織る軽い感じ…。基本的にハンドウォーマー付きの服はほぼ存在しないPost O’allsですが、Pコートや今回のパーカは別枠となっています。

 

# 1521 Mr. DEE

Royal Travelerのようなベストでジップアップ、さらにRoyal Travelerよりも気持ちアウター寄りのベストが欲しい…というアイデアからスタートしました。変形マチ付きのシンプルな前後対称ポケットと、スクエアなフロントの裾周りが新鮮です。春先など、袖ものを着るにはちょっと…というタイミングにどうぞ。

 

と、いうわけで・・・最近の気分は2015S/Sを企画していた時に近いような気がしました。そのもう一つの例が、同じ時期のこのブログ。先日も書きましたが、ここのところもBDUな気分。まさに、この2015年6月1日のブログの写真通りなんですね。

Mr.DEEは、確か2015S/Sの1シーズンのみのリリース・・・出すのが早かった(?)アイテムが多い当ブランドではありますが・・・もう一度、今のフレーバーを注入して再リリースしたいと思い始めています。

 

ともあれ、2022S/Sは他の新たなムードもオーバーラップして、楽しくなりそうな予感です!(オオフチ)

May.26/2021
B.D.U. 〜

 

引き続き、個人的なBDUムードは続いています・・・

ここしばらくは、最終形である2020S/Sモデルを着込んで、今のムードを検証しています。

このアシッドグラフ・プラッドという生地は、セットアップでベスト、シャツ、ショーツ・・・あとジャケットでもう一型展開していました。

私はジャケット2型(BDUとOK Rider 2)以外は持っていました・・・が、今年になって急にBDUが着たくなり、ゲットしました。実はOK Rider 2も欲しくなってきています(笑)・・・

そんな感じで、うちの服は後で欲しくなることが多くて困るんですよね・・・

さて、2022S/Sバージョンはどんな感じになるのでしょうか!(オオフチ)

May.23/2021
偶然 〜 レア

 

私は、人から見ればどーでも良さそうなものにハマったりします。これらのパンツハンガーは、普通のものとはちょっと違うのですが・・・何が違うかわかるでしょうか?

答えは・・・木の部分に、杢(モク)や虎杢(トラモク)が出ているということ。アップだとわかり易いでしょうか・・・

この、見る角度によってユラユラと揺れる木目が杢。私は、木や木と金属を組み合わせて作ったようなプロダクトが好きで・・・木の色味や木目/杢の具合が、つい気になってしまうんですね。下のトレーは、杢目のびっしり出ているわかり易い例です。これは工芸品なので、意識的にこのような銘木を選んで使っています。しかし、工業製品のハンガーのようなものは、木目を選んでいるはずもありませんし、杢のキレイな材は通常プレミアムな他の用途に使われてしまいます。先ほどのハンガーは、アメリカに住んでいた時に工場やショールーム、展示会などで使うために買った何百本ものハンガーの中から見つけた数本・・・確率で言えば、1/100以下のレアさ加減だと思います。まさに、偶然の産物なんですね・・・

だからどうした!と言われればそれまでですが・・・インダストリアルものやビンテージ・ワークウエアの良さにも、近いものがあるような気がします(笑)。(オオフチ)

May.19/2021
フレンチチャイナ

 

・・・のことは、以前に何回もブログで書いてきました。

 

1) 5/24/2021

2)12/27/2020

3)11/25/2020

4)10/11/2020

5)9/25/2017

6)8/27/2012

 

でも・・・正直、あまり詳しいことは知りません(笑)。

わかっているのは、30年以上気になっている、ということ。

その理由は・・・

アジア人だから?

ルーツが(おそらく)中国系だから?

といった、事実・・・だけが、理由ではないような気がします。

なんというか・・・インディゴブルーというか・・・

フランスや上海に憧れていたから、というか・・・

何しろ、考えてもわかりません。

というか、大体、皆さんは全く興味がないかもですもんね(笑)。(オオフチ)

May.15/2021
WALKABOUT 〜

 

ここのところWALKABOUTのことが再び気になり始め、この2000年代初頭のものをちょこちょこ着ています。

このグリーンのラベルは、1990年代終わり〜2000年代前半頃の期間のみ使っていた記憶があります・・・ミレニアム・バージョン(笑)?

この生地が特にお気に入りでした・・・コーデュロイにツイード調のヘリンボーン柄をプリントしたもの。1950年代くらいまでのビンテージではたまに見る生地で、当時はプアマンズ・ツイードと言ったポジションですが、画期的なアイデアですよね。

写真によって色味が違いますが、このレンガ色っぽい感じが実物に近いです。

後に改訂バージョンをいくつか作っているので、ナンですが・・・この初期バージョン、着た感じもなかなかいいんです(笑)。数年前にWALKABOUTを久々に復刻した時と比べ、今の方がより良く感じます。そして・・・ある事実に気が付きました。以前のブログにも載せた、2004年のポスターの中のこの写真・・・

私はてっきり、先ほどの私物を写真に撮ったと勘違いしていました。しかし、よく見ると決定的に違うポイントがいくつか・・・

そう、この写真のものはフロントボタンの数/スペーシングや、フロントのオフセットした合わせの具合が、古着のオリジナルと一緒なんです。そして、ドーナツボタンはシルバー色のものを使用しています。この写真のオリジナルと比べるとよくわかりますね。

そして、私物のもの・・・比べると、パッと見の印象はけっこう違います。

古着を着ていて、気になった不具合をフィードバックして作ったものがWALKABOUTだとてっきり思っていたのですが・・・古着ズバリのレプリカバージョンも作っていたんですね。う〜ん、恐るべし(笑)・・・ともあれ、ここのところはWALKABOUTのアップデート版をもう一発出したくなってきて、色々と研究しています。そして、そんな時にこのUSMCバージョンを思い出し・・・

2017年のブログで紹介していますが、このUSMCものはARMYやNAVYものとはまた違った型紙を使用しています。ポケットの高さも両者の中間くらいですが、何よりもフロントの合わせがAラインの無いフライフロントになっているんですね。このジャケットを着た感じはなかなか悪くない感じ・・・ですが、やはりARMYものと同様に個人的にはフロントのガスフラップが不要、という結論だったことを思い出しました。また、全体のフィット感はAラインのあるNAVYものの方が雰囲気があったように記憶しています。

 

さて・・・

次バージョンやいかに(笑)?(オオフチ)