Mar.03/2021
リモートワーク 〜 部屋デニム

 

今どきは、リモートワークになっている方も多いのでしょうか。

私は、ニューヨークに住んでいる頃から自宅で仕事をすることも多く・・・

そんな時、部屋で何を着るか、に関しては一家言あったりします。

それは・・・以前も書きましたが・・・

ポリエステル+デニムなんですね。

まず、家ではくボトムスは、ポリエステルやポリウレタンの入った膝の出にくいジャージなどのカットソーが、 ⭕️。5ポケットなどのデニム素材のパンツは 、❌・・・椅子に座った状態での色落ちは生活感たっぷりなオタク仕様になってしまうし、ヒザが出た様子もイカさない・・・

そして上物は、デニム・・・もしくは色落ちや着込んだ味が楽しめる、コットンのシャツやジャケット。部屋で着て馴染んでいく過程を楽しんだり、仕事の合間に洗濯をして色落ち具合をチェックするのも楽しい・・・そして、いい感じの着頃になったら外出用に昇格するんですね(笑)。

そんな上下だと、突然外出する必要が出来たり、急な訪問者があっても最低限のマナーは守れます・・・要するに、だらしなくならないんですね。

そんな気分を、2016FWの展示会概要で書いていました。

 

”2016FW概要

Post O’Allsはいま、新たな方向に向かっています。イメージで言えばアマチュア/プロなクラフトマン… 部屋の中で作業をしているイメージ…が浮かんでいます。

作業/仕事をしている時に着ている服に何かを引っ掛けて外出する…今までであればよそ行きに着替えたり、普段着ているものの“洗い上がり”を着るイメージでしたが、今は実際に普段着ているものが主役になるというか…うまく言えませんがそんなイメージです。

Post O’Allsがビンテージなワークウエアに取り組んで20数年になりますが、ここにきて新たに“ワーク”のワードローブを再構成したいという気分が高まっています。そのため今回は新型も多く、今後のレギュラーになりそうなアイテムを提案しています。”

というわけで、そんな中から生まれた新型の一つが、同シーズンにデビューしたまさに”部屋デニム”らしい、CRAFTMASTERシリーズなんですね・・・

 

展示会概要より:

”Craftmaster 1:

キャラクターのあるアーミーシャツのボディをベースに、新たなバリエーションを2型追加してみました。クラフトマスター1は胸に1ポケット仕様で、上に何か重ねた時もさっぱりとした印象です。

Craftmaster 2:

クラフトマスター2は、下側2ポケットのバージョンとなります。以前出したNAVY-BLUEと同様の、外側にセットされたWWI当時のネービーのデニムシャツにインスパイアされたポケットレイアウトが特徴です。”

写真に写っている2枚が、最近の個人的な”部屋デニム”になります。プルオーバーのアーミーシャツは、1990年代後半頃のデッドストックで、今のところはパジャマとして使用しています。プルオーバーは前が乱れないので、寝間着には最適なんですね。そして起きてからの部屋着は、今シーズンのPOST 42。とりあえず着込んで/洗い込んで色々と様子を見ています。(オオフチ)

Feb.27/2021
Lee?の大戦カバーオールの謎

 

お馴染みの、簡素化された大戦モデル・・・

様々なブランドやメーカーのものがありますよね・・・

この手のシンプルなカバーオールを最初に意識したのは、まだ日本に住んでいた1980年代の中頃・・・当時の古着業界は、まだLee以外のビンテージ・カバーオールには、価値や興味がほぼなかった時代でした。

その頃、リーバイスのファーストジャケットやパンツで月桂樹柄のドーナツボタンの付いた簡素型は、すでに大戦ものと呼ばれており・・・

それらと同じボタンの付いた、2ポケットの簡素型のカバーオールを見て、これって大戦中?って感じだったと思います。

そんな中、台襟にLeeの赤タグの付いた2ポケットのカバーオールを見ました。ボタンは、月桂樹柄の2プロング(2つ足)のドーナツボタン。

確か、渋谷西武デパートの地下にあった古着屋さん・・・原宿から移転したシュープリーム?だったような気がします。

私は、Leeのカバーオールは1930年代にはすでにチンスト+台襟の後のモデルである、Wステッチの入ったラペルの付いたオープンカラーになっていたことは知っていました。

なので、大戦モデルになっていきなり再び台襟が付くのは、?だったし、2ポケットが通常のLeeとは違って、尖ったポイントの無い、ただの丸型だったのも、?・・・さらにバータック(かん留め)がLeeでは使われない赤というのもおかしい・・・そして生地も当時のLeeらしくない、目の詰まった濃いトーンのものでした。

その後アメリカに移住して、沢山の大戦型カバーオールを見てきましたが、Leeのそのようなタイプはそれっきり見ていません・・・全ては通常出てくる2〜4ポケットで、全て台襟の無いタイプでした。

私がシュープリームで見たものは、言い方を変えれば、ブルーベル系の大戦型カバーオールにLeeの赤タグを縫い付けたようなもの・・・もしかして誰かがラベルだけ縫い付けたのでしょうか?・・・・でも、ビンテージ・カバーオールの価値も確立されていない1980年代の中頃に、あえてそんなフェイク物を作る理由など無さそう・・・一体あれは、なんだったのでしょう?もし同じようなものを見たことのある人がいたら、教えてください!(オオフチ)

Feb.24/2021
Washing samples…

 

2021FWのサンプルが上がってきました。すでに洗いはかかっていますが、家で洗って微調整しています。

水洗い後、ハンガーに掛け風呂場で温風乾燥・・・日本ならではの技ですね。

家庭用の小さな洗濯機で洗うので、シワが・・・

でも、それがリアルで好きなんですね(笑)。

ニューヨークに住んでた頃も、ジャケットやシャツはハンガーに掛けて風呂場に干す事も多かったです。

あちらは湿度が低いので、温風無しでも一晩で乾くんですね。

ハングドライだと、自分好みに仕上げられるのがメリット・・・

洗濯後、襟を立てて干し、ある程度乾いたところで寝かして好みに形を整え・・・

9分乾きになったら、実際に着て自分の身体のクセをつけたり・・・

ま、独り言の世界ですが・・・何しろ、いい感じに仕上るんですね(笑)。(オオフチ)

Feb.21/2021
New Post O` ?

ふと気が付けば・・・

帰国して、はや2年半・・・

最近のPost O`Allsは・・・

以前と変わっているような・・・

いないような?

このまま数年経つと、人生の中でニューヨークで過ごした時間と、東京で過ごした時間が同じになります。

その頃のムードは、どんな感じなのか?

なんとなく、興味があるんですね!(オオフチ)

Feb.17/2021
ややシュール・・・

 

先日のブログで、チラッと登場したこのジャケット・・・シアーズ・ローバック社によるHERCULESの、1950年代頃のもの。

手に入れた当時は、こんな物があるんだな〜、という印象でした。

デザイン的にはよくあるタイプ・・・ですが、既視感が無かったのは生地がデニムだったからだと思います。

このスタイルだと、通常はコットンツイルやベタシャン、肩パッドの入るドレス物であれば、レーヨンギャバジンなどが多いでしょうか・・・デニムのロング丈って、見かけませんよね・・・逆に言えば、デニムだったから興味をそそられた、という感じでしょうか。

とかく、1940年代を中心としてそれ前後のドレス〜カジュアルもののデザインは、他の年代やスタイルとミックス & マッチさせにくい、時代性の強い物も多いですよね・・・広い怒り肩、絞りの強いウエスト、大きな襟、長い着丈、それにマッチする太く股上の深いパンツ・・・もちろん、当時の気分ではそれらがカッコよく見えたのでしょう。

この一枚も、欲を言えばバックは切り返しの無いプレーンなデザインの方がベターだと思われますが・・・

ともあれ、ワークウエアはドレスものほど時代のトレンドの影響を受けないところが、後々の目で見ると好ましいわけです。

こうしてカバーオールと並べてみると、同じような用途/着回し範囲のものに見えてきますね・・・

こんな感じのややシュールなアイテムを、コーチジャケットなムードでリリースしてみたい気がしてきました!(オオフチ)

Feb.14/2021
NEUTRA 2 Updated

 

以前、ブログでサンプルを紹介させて頂いた、ニュートラ2の量産品が上がってきました。早速着ては洗い、を繰り返しています。

 

展示会サンプルの後、量産の段階で工場を変更・・・その結果、より正しく美しい仕上がりが実現出来ました。う〜ん、我ながらシンプルで引きの強いシャツが出来上がりました・・・創業当初、プルオーバーのワークシャツに全力を投入していた当時の気分を思い出しましたよ。(オオフチ)

Feb.10/2021
Denim ~ transition ?

 

このGジャンも、最近気になっています。ご存知、リーの101-J・・・

この一枚はちょっと変わってるんですね。

吊りの赤タグ・・・

ポケットフラップのピスネームには®︎マークが入っています。通常、赤タグには®︎が入りませんよね?・・・ま、アメリカ製 & transition(過渡期)ということで(笑)。

変わっているのは・・・生地なんです。写真では伝えにくいですが、この101-Jの生地は通常のものよりもやや薄く、ボーイズとかレディース用っぽいウエイトなんですね。

何はともあれ、早く暖かくなってもらいたいですね!(オオフチ)

Feb.06/2021
春〜玉虫〜汚いデニム

 

春物が続々と上がってきています。この一枚は、POST 42 DVのカーキ玉虫タフタになります。

このモデル自体の有効性もさることながら・・・

今シーズン展開している数々の生地も、なかなかの良品揃い・・・

個人的に、どれも気になっています。

そんな中、取り急ぎはこの玉虫タフタ・・・これを、汚らしい色合いのデニムと合わせてみたかったんですね(笑)。

インスピレーションは・・・20代の頃、CWU-7Pの軍によるモディファイ物で、コットンのシェルの上にMA-1用のナイロンを被せたもの・・・を、あまり洗っていない汚らしい色合いのリーバイスのセカンドに重ねて着ていた友人を思い出し・・・という感じです。

ファッション=人の気分の移ろい=って何よりも興味深いですよね・・・つくづく、そう思います。(オオフチ)

Feb.03/2021
〜 coverall jacket

 

やはり、私はカバーオールが好きです(笑)。

どこまでいっても、飽きないんですね。

色々と浮気はしますが・・・

必ず戻ってきます。

それも、定期的に。

後悔しているのは・・・

今まで気に入ったものを全て取っておけば、面白かっただろう、ということ。

一度でも気に入った、ということはそれなりの理由があるんですよね。(オオフチ)

Jan.31/2021
Denim ~ mood ~ ?

 

最近は、やはり気が早くなり・・・春らしい色合いのGジャンが気になり始めています。

ご存知557・・・

の、ちょっと変わったブルーのもの。通常のもの(左)と並べるとその違いがわかるでしょうか・・・いや、写真では伝わらないかもしれません。

この一枚は、恐らく:

1)以前のオーナーがブリーチで脱色した/ブリーチ入りの洗剤で洗っていた

2)初めからブリーチされた状態で売られていた

の、どれかではないかと思っています。

このようなスモーキー?な色合いのリーバイス製品は、何度も見た事があり・・・最初は1970年頃のファッション雑誌・・・そして、自分も古着で何枚か着ていました。ジャケット、パンツ・・・それらはなぜか、どれも同じような年代 = XX末期 〜 XX表記では無くなったばかりの頃 = のものだったような気がします。そして縫製糸は全て綿糸で、イエローもしくはイエローに退色していました。

ご存知の通り、1950年代以降のアメリカ、特に1960年代後半のヒッピーたちの間では、デニムは洗い晒して色落ちしたものがクール、という価値観になっていましたよね・・そんなムードを受けて、当時リーバイスが製品にブリーチをかけて売っていた事がある、といつか何かで読んだことがあり・・・この個体は、もしかするとそんな一枚だったりして??? また、リーバイスではもっと以前の1940年代の後半にも、この様な感じに退色する時期がありますよね・・・私は、昔からこの手の色合いが好きで・・・もちろん、古着っぽいコントラストの強い色落ちも大好きですが、春先にはこんな色も個人的に気になるんですね。

また、マスカットグリーンのコーデュロイのGジャンも久々に気になっています・・・

この一枚は、確か30年くらい前にキャットストリートでラブラドール・リトリバーというお店をやっていたN氏が、当時コロラドで大量にデッドストックを出した時、どうしても欲しくて日本に送る前に譲っていただいたもの。その時、引きの強いN氏は確かサーモンピンクのデッドも出していましたよ!(オオフチ)

Jan.27/2021
Denim…

 

ここしばらく、気が付けばデニムに惹かれています・・・定期的にくるんですよね・・・

ビンテージデニム・・・思い起こせば、世間の全てのデニムの色が薄くなった1970年代後半・・・

製造中止になった、濃くコントラストの強いデニムが好きな人たちが、”インディゴ”、”オールド”などと呼んで珍重し始めたのが始まりでしょうか?

私も少年ながら、そんな端くれの一人でした・・・

それから40年以上経ちますが・・・

あまり変わってない?

お恥ずかしい限りですが(笑)。(オオフチ)

Jan.24/2021
ベタシャン〜

 

いつ頃から、この手の生地を“ベタシャン”と呼ぶようになったのでしょうか・・・少なくとも、私が日本に住んでいた1980年代から、古着屋さんはそう呼んでいたような気がします。

当時のセレクトショップやインポート屋さんは、年代的にこの手の生地の存在すら知らなかったと思われますし、彼らが古着屋さんに出入りしていた印象もあまりないので、わかりません・・・

また、黒シャンという呼び方は比較的最近のような気がしますが、日本に住んでいなかったので、これもわかりません・・・ちなみに、アメリカの古いカタログでの表記や、ビンテージ関係の人々の間ではグレーコバート・・・と呼ばれていましたが、中にはブラックシャンブレー と呼ぶ人もいたような気もします。

ともあれ、ベタシャンは個人的にずっと好きな素材なのですが、ビンテージの場合厄介なことがあり・・・というのも、デッドストックのシャツやパンツを洗ってみたら、いきなり穴が開いたり裂けたりした経験が少なからずあるんですね。

グレーコバートに限らず、黒色系の染料で染められたデッドストックの服は、長い期間洗われずに保管されていると染料定着用のお酢のような成分が生地を侵してしまい、洗うと分解してしまうことが多々あるんですね・・・なので、お酢のような匂いのするデッドストック製品は要注意です。

で、最近は寒い日も多いせいか気分は春に向きがちで・・・このベタシャン?というかライトグレーコバートのものも、取り込んでしまいました。

このタイプのライトグレーコバートは、1940~50年代にジーンズメーカーとかワークウエアメーカーのカジュアルウエアラインでよく使われていた記憶が有ります。ブランドで言えば、リーバイスとかブルーベル・・・マイナーどころではライススティックなど・・・

通常のグレーコバートは、ほぼワークウエアのみに使われていたような印象ですが、このライトグレーコバートは、逆にワークウエアでは別注っぽいユニフォームとかで見かける以外は、あまり見かけないような気がします。

主にカジュアルウエア・・・アイテムで言えば、タックの入ったカジュアルパンツとか、3面ジャンパーとか・・・

それらのアイテムでは、古着でよく見るライトブルーのデニムのようなシリーズと共に、この手の明るいグレーのベタシャンもリリースされていたイメージ・・・手元には残っていませんが、この手のライトグレーコバートや、ライトグレー地に赤やブルーのネップが飛んだコバートの2タックのパンツなどを持っていましたね。

こうして並べてみると、当時ワークウエアとしてリリースされていても全然おかしくないようなムードです。特に年配の職工とか、責任あるポジションのワーカーとか向けに・・・でも、グレーコバートですらカバーオールやオーバーオールで見かけることはほとんどないのが現状ですよね。

グレーコバートのビンテージアイテムですぐに思いつくのは、チノパン型のワークパンツ・・・ワークシャツ・・・ジップアップのワークジャケットやキャップくらいでしょうか・・・よく考えると、不思議ですよね。個人的には、グレーコバートのカバーオールは最近着るカバーオールの中では登板回数トップ3に入るのですが(笑)。(オオフチ)

Jan.20/2021
Brown Leathers

 

去年の終わり頃、ふと私的な革ジャンが気になり始め・・・最近は、茶色い革ジャンも気になり始めています。

これも、古着マニア/古着屋さんからすればどーでもいいようなもの・・・でも、このテクスチャーと、着た感じが好きなんですね・・・

ステア/カウハイドにベタなブラウンの吹き付け・・・が剥げて、40年くらい前に流行った、シェビニオン〜アビレックスのストーンウォッシュの革ジャンを思い出すようなテクスチャーに変化しています。

そして、人生で最初に買った革ジャンが、これ・・・いや、正確にはこれと同じ1970年代のUSNの放出品のG-1です。10代の半ば頃、世田谷の経堂にあったインポート屋さんで新品を買いました。

製造元も同じ、インペリアル・レザー&スポーツウエア製。

ステア/カウハイドに、ゴートスキンの型押し。この革のダサい感じがけっこう好きで・・・G-1は古いゴートでムートン襟のものよりも、この年代の方が着た感じが好きなんですね・・・逆に大戦もののA-2は、ホースハイドよりもゴートの方が好きでした。

そして、うちで10年ちょっと前に作ったゴートスキンのクルーザー。

自分で言うのもナンですが(笑)・・・なかなかの名作だと思います。

今だから言えますが、素材は当時現行の実物A-2用の軍用ゴートスキン&ライニングを横流ししてもらい使用・・・そして縫ってもらったのも本物の軍のコントラクター・・・という、離れ技でした。

革ジャンって、ワークウエアと同じで、着込んで時間が経過するとその真価が浮き彫りになってきますよね・・・良い素材を使って丁寧に縫製したからといって、必ずしも良い感じになるとは限らないと思います。やはり、デザインと型紙、素材と縫製仕様やパーツの組み合わせのマジックなんでしょうね。(オオフチ)

Jan.17/2021
short work jacket〜

 

先日も書かせて頂いた、ジップアップのショート・ワークジャケットが、相変わらず気になっています。

このリーの91-Bも、名品ですよね。

独特な、胸ポケットのディテール。

ポケットは、全てパッチのデザイン。

カフスは、カバーオールとは違うタイプ。

第二次大戦を境として、ジップアップでショート丈のジャケットが新しくポピュラーなワークウエアのスタイルとなっていきました・・・そして、腰丈のカバーオールは”クラシック”になっていったわけですね。

 

こんな、着丈の長いタイプもありましたが・・・

これも、戦後のトレンドのひとつでした。

Post O’Allsでも、LINDENというモデルのシリーズで、2000年頃から様々なバージョンを試みてきました。

基本的には、91-Bをモデルとしており・・・

ポケットのバリエーションを試みたり・・・

胸ポケットをアレンジしたり・・・

袖の作りや、カフスを変えてみたり・・・

色々なバージョンがありましたね・・・そろそろ、新型を出してみたくなってきました!(オオフチ)

Jan.13/2021
#1204-61 (mid 1990s)

先日のシャンブレーに続き、8オンスデニムのものも取り込んでしまいました(笑)。

#1204がアーミーシャツのモデルナンバーで、61が8オンスデニムの当時の生地品番でした。

この一枚も胸ポケットがバイヤス取りなので、先日のシャンブレーのものと同時期に作られたものだと思われます。

ボタンもシャンブレーと同じ、猫目の貝ボタン・・・この当時の貝ボタンはデッドストックのものを使用していました。アメリカ製だった頃のポロ/ラルフローレン御用達であった、マンハッタンはミッドタウンにあった某パールボタン屋さんでデッドのボタンを大量に見つけたんですね・・・

古着でたまに出てくるリアル作業着のように、デニム製品のデッドストックを生の状態から洗わずに着込んでみよう!と思って、何度挫折したことでしょう(笑)。私は洗う、という衝動を抑えられないタイプ(笑)・・・というわけで、今回も少し着たら洗ってしまいました(笑)。

それにしても、25年くらい前のこのサイズスペックが今ちょうど良いタイミングに感じられます・・・思い返すと長いブランクでしたが、しばらくは大丈夫でしょう(笑)。(オオフチ)

Jan.10/2021
New Ebony Buttons

 

新しい、特注のエボニー(ブラック)フィニッシュのメタルボタンが上がってきました。

今回作ったものも、アメリカでは実現不可能だったもの。

すなわち、光沢のあるエボニーフィニッシュで、剥げると地の銀色が出てくるという仕上げ・・・

これが、ずっと(28年!)作りたかったんですね〜。

帰国してから作ったこのボタンも、お気に入りです。

インダストリアルっぽいフィニッシュの自然なマット具合・・・

シャンク部分のカッパーフィニッシュ・・・

何よりもそのくびれたシェイプ・・・

ありがたい限りです!(オオフチ)

Jan.06/2021
2021〜

 

さりげなく、2021年の日々は過ぎ去っています。何が良い悪い、とかそんな事はお構いなしに過ぎ去っていきます。今年に入って既に一週間近く・・・こんな感じでグイグイ過ぎ去って、気が付けばもう年末、という感じでしょうか。それも今年の場合は、無事に生きていられれば、というオマケがつきそうですね・・・。

日本はともかく、アメリカやイギリスはさらに凄いことになっていそう・・・私はもう住んでいないので、現地の友人と話して状況をイメージしているだけですが・・・何しろ日本よりはるかに大変そうですね。

私が永遠に帰国してから、3年目・・・そろそろアメリカでの出来事を、色々と思い出し始めています。何しろ人生の半分以上 = 30年住んだのですから、当然かもですね。

全ては断片的ですが・・・実際に行って感じた、いろいろな街の風景や空気感・・・食べたものの味・・・人の感じ・・・その他、諸々。当たり前でしょうが、例えばニューヨークの30年前は、今とは全然違う世界・・・今で言うビンテージやヘリテージ、なんていう感覚自体が確立されていませんでしたし、大方のアメリカ人達にとってそれらはダサいと思われていました。そういった非常に刺激的な世界を、絵心があれば描いてみたいし、文才があれば書いてみたいと思う、今日この頃です。(オオフチ)

Jan.03/2021
〜 Riders

 

明けまして、おめでとうございます。とはいえ実は私は喪中・・・というわけで、あしからず。

 

年末年始の時期も、なんだかんだと気が付けば手を伸ばしてしまうのが、このOK Rider(オーケーライダー) 2・・・特に+ジャージの時などで、カジュアル過ぎたくない気分の時に活躍します。

アンコン、アンラインド(裏無し)のラペル付き3つボタンジャケット・・・に、ワークウエアな要素をフュージョンしています。この一枚はメタルボタン仕様ですね。

カフスは1ボタンで開く、カバーオール仕様。

以下、2019FWの展示会概要から:

 

#3101   OK Rider 2

ドレス寄りな気分で着ることのできるカバーオールがPOST 42・・・カバーオールなムードで着られるテーラード襟のジャケットがE-Z Rider・・・テーラードジャケット寄りな気分で着られるカバーオールがOK Rider・・・そのOK Riderをテーラード襟に変更、もう一歩ドレス寄りにフィットを調整したものが今回デビューのOK Rider 2になります 。カバーオールでもテーラードジャケットでもない・・・という気分にフィットする、包容力の高いデイリーウエアに仕上がりました。

 

・・・という変遷があったんですね。で、これがOK Rider・・・以下、2018FWの展示会概要になります。

 

#2140  OK Rider

カバーオールジャケットでありながら、よりラペル付きのアンコン(アンコンストラクテッド)ジャケットに近いフィット&ムードで2015年F&Wに登場したOK 42。その微妙な性格を、さらにアンコンジャケット寄りにシフトさせたのが、今回登場のOK Riderになります。結果、カバーオールとE-Z Riderの中間、という微妙な立ち位置となりましたが、今の気分にはとてもフィットする、Post O’Allsらしいありそうでないアイテムだと思います。

このバージョン1は、OK 42譲りのカバーオール襟・・・で、ポケットはE-Z Rider譲り。

カフスも、カバーオール仕様。この個体はナッツボタン。

というわけで、これがE-Z Rider(イージーライダー)。以下、2014FWの展示会概要です:

 

#2123 E-Z Rider

久々にE-Z Rider系のモデルがカムバックしました。以前、2000年前後頃にあった同名のモデル群は、70sのウエスタン方向へと傾いたスパイス的なアイテムたちでした。E-Z Rider Jacket, E-Z Rider CoatなどはLEE Ridersをモチーフにしたもので、E-Z Rider Pantsはセンタークリースを入れた5ポケットでした。

しかし今回は全く違った視点からE-Z Riderという名称を使用、物事を“しなやかにはこぶ/こなす”、という意味で採用しています。 今回は初回ということもあり、ネービーを中心とした展開になっております。

なるほど、ですね。この時点では、ほぼPost O’Alls版のアンコン・ジャケットという雰囲気で、段返りの3ボタン仕様。この一枚はシャギーなウール地に、ライニングはコードレーンを使用しています。

カフスは開きの無いシンプルな仕様。そう言えば、ラペル裏にスカーフ留めが付いたバージョンも存在しました。

皆さま、今年もよろしくお願いいたします!(オオフチ)

Dec.30/2020
しりとりレイヤリング

 

最近デッドストックからおろした、1990年代後半のPost O’Allsのアーミーシャツ・・・生地はシャンブレー。

この個体は、胸ポケットをバイアス取りにしたチェック生地に相乗りで裁断したので、このシャンブレーも胸ポケットがバイアスになっています。

・・・の上に、1930年代のアーミーシャツ。

昔から、こんな感じ・・・そのためにシャンブレーのアーミーシャツを作ったわけでもないのですが。

ビンテージのアーミーシャツの上に、2010年代前半のロイヤルトラベラー・・・生地はブラックウォッチ調のチェックのタフタ。

最近、インディゴ x ブラックウォッチという組み合わせが、再び気になり始めています。これは、昔よくやっていた組み合わせ。

逆も、悪くないかもですね。

アウターはビンテージのフレンチ・チャイナ。

そのロイヤル〜の上に、インディゴ・グァテマラ生地の古着フレンチ・チャイナ。

フレンチ x チャイナ x グァテマラというエクレクティック具合は、Post O’Allsに通じるところがありますね。

・・・の下に、最近のものと思われる、白のフレンチ・チャイナ。

襟は出しても・・・

出さなくても。

片方だけ、など気分に応じて。

もう本当に今年も終わり、ですねー。皆さま、良いお年を!!(オオフチ)

Dec.27/2020
狭き門〜products

前回は、古着の狭き門について書かせていただきましたが・・・

ビンテージの呪縛が好きな人にとっては、全然オッケーなわけで・・・

むしろ、欠点をこだわりとして楽しめたりします。

私は、昔ながらの古着好きなので・・・

着て良いから正しい、ですね。

なので、フレンチ・チャイナはそのうちPost O’Allsバージョンを出してみたいと思っています(笑)!(オオフチ)

Dec.23/2020
progress〜狭き門

 

ビンテージのワークウエアでも、長い期間、同じデザインで作られていたものには、時に仕様変更があったりします。

それは、生産性の都合だとか・・・

その時々の流行・・・

もしくは、何かの間違いだったり(笑)。

おもしろいのが、古ければ良い、というわけでもないところ。

もちろん、古い/珍しいという事を珍重したい気持ちはわかります。デニム生地に限っていえば、古いものの方が良い場合も多いですが・・・

だからといって、着て良いとは限らない・・・という点が、古着が骨董品などと違うところではないでしょうか。

物としてのオーラは凄くても、似合いづらい、とか・・・

この年代のディテールが好きだけど、生地はこっちの年代の方がいい、とか・・・

なんだかんだで、狭き門だったりします(笑)。(オオフチ)

Dec.20/2020
ムード 〜 色

 

気がつけば、もう年末ですね。今年は、世間的にすごく状況が変わって盛りだくさんだった感じですが・・・そんな中でも、個人的/ブランド的なムードは、それなりに進行しています。

 

例えば、色・・・ここしばらくのPost O’Allsは、グレー系をベースとするモノトーンがメインのカラーウエイですが、そんな中に差し色を加えることも増えてきました。

 

まずは、ブラウン。どことなく和も感じさせる、こんな色合いが気になっています。このジャケットは今シーズンのバナナカラージャケットで、最近手が伸びる機会が増えています。中に着ているのは、何年か前のブロンズ色のナイロンタフタのロイヤルトラベラー。この色も最近気になっています。

そして、インディゴブルー。色のトーンは、ビンテージっぽい濃淡のキツいもの〜あっさりとユルい感じの色落ちのものまで、それぞれ新鮮に映る気がします。インナーに着たロイヤルトラベラーは、キルティング5オンスデニムの、2010年代中頃のもの。

アウターを脱ぐと、こんな感じ。気が付けば、キルティングはご無沙汰でしたね・・・

他にグリーンも・・・こんなマスカット・グリーンもいいですが、ケリーグリーンなんかも気になります。

その他、人によってはレモンイエローやサーモンピンクなども良さそう・・・結局、モノトーンにはなんでも合うので、その時の気分〜着る人次第、という感じでしょうか。(オオフチ)

Dec.16/2020
Osh Kosh ~ ショートジャケット

 

これは、1940年代頃のOsh Koshのジッパージャケット。

襟の色は写真では茶色っぽく見えますが、退色したブラックです。

この手の、カバーオールと同じ袖/カフスが付いたショートのジップアップのワークジャケットが昔から好きです・・・ブランドは、どこのものでも惹かれますね。

ライニングを止めるステッチ。

ピンクが入ったストライプのブランケット。

こんな、古着っぽい色落ちをしたデニムに最近再び惹かれています。(オオフチ)

Dec.13/2020
Ranchero → Ranchero 2 → El Ranchero 2

 

Post O’Allsでは、カバーオールだけでなくGジャンも結構古くから作っています。この一枚は、1990年代の終わり頃にデビューしたランチェロというモデル。基本ボディは1920~30年代はじめ頃のリーバイスのファーストをベースとして、ポケットのディテールは1930年代のストロングホールドをフュージョンしたものでした。

素材的には、デニム〜シャンブレー〜パラカ調のインディゴ生地〜シャツ生地などなど、様々な素材で展開していました。この個体はシャツオンスのブラックxホワイトのコームストライプで、インナーやミッドレイヤーとして着るにもいい感じでした。

低い位置にセットされたポケットが、レイドバックしたムードを醸し出しています。ボタンはメタルボタンや、このような当時のうちのシャツに使っていた、猫目のシェルボタンもありました。

この個体は恐らく2000年前後頃の物で、長めの着丈がそれを物語っています。オリジナルバージョンは、もう少し短かったように記憶しています。

これがランチェロ2・・・2000年代中頃でしょうか。ポケットが、Leeカウボーイのようなドングリ型に変更されていますが、ボディその他は初代ランチェロの戦前のリーバイス的なムードをキープしています。

この個体は、ブラウンダックにコットンフランネルのライニング。Post O’Allsでは比較的珍しい、コーデュロイの襟。この他に、ライニング無しのバージョンも色々な素材で展開していました。

ポケットディテールは基本 Leeカウボーイですが、全体の仕上がりはそうでもない・・・のが、Post O’Allsらしいところだと思います。

バックベルトにリベットが3つ打たれるところは、ストロングホールド調ですね。

最近では、2019FWにカフスがワーク寄りに変更されたエル・ランチェロ2をリリースしました。この個体は、8オンスデニム。

まだまだ他にもバリエーションはあるのですが、そういうわけでGジャンに関しては思い入れとは別に、今後も純粋に着ることを前提としてインナー〜ミッドレイヤー〜アウターとボーダーを跨いだ方向性をキープしていこうと考えています。(オオフチ)